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実際の手段を見てみよう。 外国為替投資 その2 |
外国為替投資の種類
外国為替投資は大きくわけて、次の2つがあります。この二つはまったく別物です。
1、外貨預金
2、外国為替証拠金取引
の二つです。
1、その名の通り、米ドルやユーロなど、円以外の海外の通貨で預金をするものです。日本の定期預金の金利は限りなくゼロです。しかし、米ドルやユーロは1.5%〜2.5%と数倍高い金利がつきます。
日本人が外貨預金を行うときは手持ちの円を預金する外貨に替えなければいけないのですが、預け入れた時の為替レートよりも円安に進めば進むほど、円に戻した時の交換レートが有利になり、為替差益を得ることができます。つまり、外貨預金は「高い金利」と「為替差益」の両方を期待できる金融商品だと言えます。もちろん、預け入れた時よりも円高に進んでしまった場合には、為替差損が発生することになります。
2、外貨を買って運用するという点では外貨預金と同じですが、資金が少なくて済むにもかかわらず外貨預金よりも、はるかに高い利益を期待できるのが「外国為替証拠金取引」です。
その最大の特徴はロバートキヨサキ氏も繰り返し言っている「レバレッジ」を使うことができる点です。レバレッジとはつまり、「てこの原理」です。証拠金を業者に差し入れて取引を行うことにより、元本の数十倍もの取引ができるというものです。
例えば、1ドル=120円で10万ドルの取引を行う場合、普通は1200万円の資金が必要になります。為替レートが1ドル=123円になれば30万円の為替差益が得られますが、1200万円に対して30万円というのは効率のいい投資とは言えないでしょう。こういった場合に外国為替証拠金取引というのは、預け入れる証拠金の数十倍というレバレッジをきかせた取引ができます。例えば先の例で言えば、20倍のレバレッジをかければ本来なら1200万円必要なところ60万円の証拠金で済むということになります。60万円に対して30万円の利益であればかなり効率のいい投資だと言えます。
しかしながら当然リスクもあります。先の例で1ドル=117円の円高ドル高になってしまうと、60万円の証拠金に対して30万円の損失ということになります。損失が60万円証拠金の50%を切りそうになれば、「追い証」という証拠金の積み増しが必要になります。追い証を積まないで損失が証拠金の50%を割ってしまえばその時点で取引は終了となり、損失が確定します。
レバレッジはリターンも大きいですが、当然リスクも大きいということです。
外国為替取引の注意事項
外国為替取引は以下のようなことに特に注意して投資することが必要です。
1、余裕資金で投資を
2、トータルでいくら勝つか
3、戦略を持つ
4、損切りを考える
5、信頼できる業者と取引する
の4つです。
1、外国為替投資は30代以下の若い世代にも広まってきています。多くの方が外国為替の中では小額と言える100万円以下で取引をしていますが、大事な点はこの投資する資金がどういった種類の資金であるかです。1000万円の資金を持っている人がそのうちの余裕資金の100万円を投資するのであれば問題はありませんが、100万円ちょうどの資金を100万円すべて投資につぎ込むのは問題です。投資に回すお金は余裕資金であるべきです。何の投資でもそうですが、すべてが思い通りにいくはずはありません。プロでも負けることがあります。余裕があれば損失を取り戻すための投資をさらに行っていくことはできますが、資金すべてを投資してしまったのでは、それもできません。ある程度の余裕があれば取引も余裕を持ってできます。投資に回すお金として、余裕資金で最低300万円くらいは見ておくべきでしょう。
2、投資をするからには利益を上げたいと思うのは当然ですが、大切なのは、勝った回数や勝率だけではありません。トータルでどれだけ儲けられたかが大事です。儲からない投資家は少しでも差益が出るとすぐに利食いに走り、少ない利益を確定してしまいます。プロや儲けている投資家はそこをこらえて、されにポジションを上乗せしていくといいます。相場が反転して差損を被る場合も当然ありますが、そういう時は潔く損切りをして、損失は最小限に抑えます。そのかわりに当てた時は大きな利益を出していきます。それだと勝率が悪くても利益は大きく出すことができるのです。
3、外国為替投資は当然、投資をしたその時から不安が始まります。「予想が外れるのではないか?」「大きく損をしたらどうしよう。」そんなことをつい考えてしまいます。そして、相場が予想通りに進み、為替差益が出始めると、今度はだんだん欲が出てきます。そして葛藤が始まります。「今、決済すればこれだけの利益は確定できる。」、「でも、もう少し待てば、さらに儲けられるかも。」などと・・。相場は精神的な戦いの連続です。これは肝に銘じておくべきことです。投資は戦略を立てた上で、リスクとリターンをよくよく考えて行うべきです。相場の動きに一喜一憂しないことが重要です。
4、損切りはとても大事な考え方です。プロとアマの投資家の違いはアマは勝つことを重視するのに対し、プロは負けを重視します。投資に限らず、全てで勝てるということはあり得ません。一回の負けで再びチャレンジする余力が残っていないようでは、次の戦いをすることはできません。撤退すべき時には早めに撤退して、損失を抑えることもトータルの戦いで勝つためには必要です。
これは具体的にはいかに「損切り」するかということです。これが勝つための大きなポイントです。これはこうすればいいというような方程式はなく、個々の状況における判断が必要になります。しかし、丁寧に指導してくれる業者と取引をしていれば次第に損切りのタイミングがわかってくるはずです。
損切りにはエネルギーが必要だと言われます。というのは、損切りとは自分の考えが間違っていたことを認め、自分の打った手を断ち切るという作業だからです。アマチュアの方にとってはそれは認めたくないことであるでしょうがプロは機械的に損切りを行っていきます。いかにうまく損切りができるかで投資のリターンは大きく変わってきます。トータルで利益を上げることにフォーカスしているのです。
5、最後に非常に大事で注意すべき点です。
投資する方が自分でリスク管理を行うということは大前提ですが、それと同じくらい重要なことは、信頼できる取引業者を選ぶということです。外国為替投資は個人に解禁されてから長い年月が経っているわけではありません。様々な業界からの新規の参入がありましたが、その多くが悪徳業者かそこまでいかなくても外国為替投資に関する知識や経験、ノウハウがほとんどないような素人集団のような業者も非常に多いのです。相場の動きが当たって取引自体で利益を出すことができても、高額の手数料で利益を相殺されてしまうことや、利益が出ているにもかかわらず、利益金を受け取れなかった、投資した元本が戻らなかったなどの被害が現実に発生しています。外国為替取引の一番のリスクは実は業者選びであると言われています。信頼できる業者を選び、その上で自分でしっかりとリスク管理をしていくことが外国為替投資で利益を上げる大きなポイントです。
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